中山地区
なかやまちく
鉢伏山(一九二九メートル)の山腹に南北に展開する地域。東は鉢伏山頂において岡谷市、松本市の入山辺・里山辺に接し、西は中山丘陵、南は牛伏川を隔てて松本市寿・内田に接している。
近世初期、松本藩領に属したが、元和三年(一六一七)諏訪高島藩領となり、明暦三年(一六五七)から埴原は諏訪家の分家旗本諏訪頼蔭領(埴原領ともいう)となった。版籍奉還により埴原領は幕府領に属していたため伊那県に、ほかは高島県の管轄下に入った。明治四年(一八七一)両県が廃止され筑摩県の管下に入ると、豊丘村(現松本市寿)と連合。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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