中平福之一(読み)ナカヒラ フクノイチ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「中平福之一」の解説

中平 福之一
ナカヒラ フクノイチ


職業
地歌箏曲家

本名
杉平 平吉

別名
号=師堂,遊琴,初名=弥助

生年月日
嘉永5年 6月21日

出生地
大和国郡山(奈良県)

経歴
4歳で失明、6歳の時に4代中川検校に師事して新生田流を学ぶ。三弦は岡崎検校駒之一から野川流伝承を受ける。明治初年地歌業仲間を結成、ほかに仁康教会や国風音楽会の大阪支部長などもつとめた。38年に地歌業仲間を当道音楽会と改組、初代会長に就任した。大正2年には同会の営む日本当道音楽学校の校長もつとめた。また琴曲社を組織し、後進の指導にあたった。

没年月日
昭和13年 7月31日 (1938年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「中平福之一」の解説

中平 福之一
ナカヒラ フクノイチ

明治〜昭和期の地唄箏曲家



生年
嘉永5年6月21日(1852年)

没年
昭和13(1938)年7月31日

出生地
大和国郡山(奈良県)

本名
杉平 平吉

別名
号=師堂,遊琴,初名=弥助

経歴
4歳で失明、6歳の時に4代中川検校に師事して新生田流を学ぶ。三弦は岡崎検校駒之一から野川流の伝承を受ける。明治初年地唄業仲間を結成、ほかに仁康教会や国風音楽会の大阪支部長などもつとめた。38年に地唄業仲間を当道音楽会と改組、初代会長に就任した。大正2年には同会の営む日本当道音楽学校の校長もつとめた。また琴曲社を組織し、後進の指導にあたった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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