中木室村(読み)なかぎむろむら

日本歴史地名大系 「中木室村」の解説

中木室村
なかぎむろむら

[現在地名]大川市中木室

本木室ほんぎむろ村の東に位置し、東は八町牟田はつちようむた(現大木町)、南は下木佐木しもきさき村、北は中八院なかばちいん村。近世初期まで木室村と称し、文禄四年(一五九五)の知行方目録にも「木室村」とある。「寛文朱印留」に中木室村とみえる。本高は五三五石余(元禄国絵図)。「在方諸覚書」によると古高七八〇石・役高七〇九石。享和二年(一八〇二)の春免高帳では高七〇九石。文化四年(一八〇七)の畝付帳では本田三八町八反余・開田九反余・畑四反余・居屋敷五反余。旧高旧領取調帳の高一千四六石余。享保一八年(一七三三)飢饉で餓死する者が出た(米府年表)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android