神樹(読み)シンジュ

デジタル大辞泉 「神樹」の意味・読み・例文・類語

しん‐じゅ【神樹】

神霊が宿ると伝えられる木。神木
神社境内にある木。
ニガキ科の落葉高木。葉は長卵形の小葉からなる羽状複葉雌雄異株。夏、緑がかった白色の小花を多数つける。中国原産で、明治初期に渡来庭木にする。にわうるし。

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精選版 日本国語大辞典 「神樹」の意味・読み・例文・類語

しん‐じゅ【神樹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 神霊の宿ると伝えられる樹木。霊妙な樹木。神木。
    1. [初出の実例]「鹿嶋大神宮天葉若木事〈略〉彼神樹、本朝中限当社之歟」(出典:鹿嶋神宮古文書‐延文元年(1356)一〇月・天葉若木枯事注進案(古事類苑・神祇七九))
    2. [その他の文献]〔後漢書‐方術伝〕
  3. 神社の境内に植えられた樹木。
  4. ニガキ科の落葉高木。中国原産で、庭園に栽植される。高さ一〇メートルに達する。葉は枝先に密に互生して傘状に開き、奇数羽状複葉で一三~二五個の小葉からなり長さ約五〇センチメートル。小葉は長さ五~一〇センチメートルの卵状披針形、基部付近に大きな鋸歯(きょし)状の切れ込みが二個ある。雌雄異株。夏、枝先に大きな円錐花序を出して、白緑色の小さな五弁花を密につける。果実は長さ約四センチメートルの披針形で翼がある。漢名、樗。にわうるし。〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「神樹」の解説

神樹 (シンジュ)

学名Ailanthus altissima
植物。ニガキ科の落葉高木,薬用植物

神樹 (サカキ)

学名:Cleyera japonica
植物。ツバキ科の常緑高木,園芸植物

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