日本歴史地名大系 「中津鳥見庄」の解説 中津鳥見庄なかつとみのしよう 奈良県:奈良市秋篠・富雄地区三碓村中津鳥見庄中鳥見(なかとみ)庄ともいった。三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に次のようにある。<資料は省略されています>中津鳥見庄は興福寺大乗院領荘園と考えられ、同院末寺の竜花(りゆうげ)院正暦(しようりやく)寺(現菩提山町)の得分もあった。建治二年(一二七六)の在地住人の寄進はいずれにかかるか未詳。同庄には三唐臼の別称があり、これからみるとその所在は現三碓(みつがらす)町に比定される。「大乗院雑事記」明応六年(一四九七)四月一七日条に「三唐臼事ハ(中略)下地御室領也」とある。この御室(おむろ)(現京都市の仁和寺)領と大乗院領との関係も未詳。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by