中津鳥見庄(読み)なかつとみのしよう

日本歴史地名大系 「中津鳥見庄」の解説

中津鳥見庄
なかつとみのしよう

中鳥見なかとみ庄ともいった。三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)に次のようにある。

<資料は省略されています>

中津鳥見庄は興福寺大乗院領荘園と考えられ、同院末寺の竜花りゆうげ正暦しようりやく(現菩提山町)の得分もあった。建治二年(一二七六)の在地住人の寄進はいずれにかかるか未詳。同庄には三唐臼の別称があり、これからみるとその所在は現三碓みつがらす町に比定される。

「大乗院雑事記」明応六年(一四九七)四月一七日条に「三唐臼事ハ(中略)下地御室領也」とある。この御室おむろ(現京都市の仁和寺)領と大乗院領との関係も未詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android