中流階級(読み)ちゅうりゅうかいきゅう

精選版 日本国語大辞典 「中流階級」の意味・読み・例文・類語

ちゅうりゅう‐かいきゅう チュウリウカイキフ【中流階級】

〘名〙 中程度の社会的地位経済力などのある階級
女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一六「中流階級の家庭の三十以上の婦人と、女工の二十歳前までと位は慥かに相違してゐる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中流階級の言及

【中間層】より

…ミドルクラスの訳語の一つで,最広義には何らかの二つの層の中間に位する社会層を総称する。しかし,その歴史的な実態の相違により,また,その実態を問題にする観点や視角の違いに応じて,概念的に区別しておかなければならないところから,ほかに〈中産階級〉〈中間階級〉〈中流階級〉〈中流階層〉と訳されることもある。つまり,これらはすべてミドルクラスの訳語でありながら,それぞれが指し示す実態とその含意は異なるのである。…

※「中流階級」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android