中浜 東一郎(読み)ナカハマ トウイチロウ

20世紀日本人名事典 「中浜 東一郎」の解説

中浜 東一郎
ナカハマ トウイチロウ

明治〜昭和期の医師 回生病院院長。



生年
安政4年7月7日(1857年)

没年
昭和12(1937)年4月11日

出生地
江戸

学歴〔年〕
東京大学医学部〔昭和14年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔明治24年〕

経歴
福島県医学校長兼教諭、岡山・金沢各医学校教授兼病院長を歴任し、明治18年内務省御用掛となり、欧州遊学。22年帰国し、内務省技師に任ぜられ防疫に努めた。23年東京衛生試験所長兼任。のち退官し麴町に回生病院を設立。大正6年自営病院閉鎖後は内閣恩給局顧問医、日本保険医学協会長などを務めた。また、父の伝記「中浜万次郎伝」の編纂にも努めた。一方、若いころから筆まめで知られ、原稿用紙約4800枚の膨大な日記を残す。平成4年より3年がかりで、「中浜東一郎日記」(全5巻)が刊行された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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