中瀬鉱(読み)なかせこう

最新 地学事典 「中瀬鉱」の解説

なかせこう
中瀬鉱

nakaseite

化学組成Pb4Ag3 CuSb12S24鉱物。1960年,伊藤貞市ほかにより兵庫県中瀬鉱山から記載された鉱物。単斜晶系,格子定数a1.302nm, b1.918, c12×4.26, β90°,単位格子中24分子含む。アンドル鉱の一変種とも考えられるが,c軸振動写真での層線のようすはまったく異なる。鉛灰色金属光沢。条痕黒色。劈開なし。硬度3~3.5,比重5.38。反射色白色,わずかに緑色味をもち,わずかに反射多色性がある。十字ポーラー間での異方性顕著。他のアンドル鉱系のものとまったく区別できない。中瀬鉱山では,含銀安四面銅鉱・閃亜鉛鉱などとともに石英脈中に柱状自形をなして産する。IMA新鉱物鉱物名委員会へ提案されずに記載されたため,形式上はandorite-Ⅳという取扱いを受けているが,このようにして表現される相のすべてが中瀬鉱と同一の性質を示すものではないため,その種としての存立については検討を要する。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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