精選版 日本国語大辞典「存立」の解説
ぞんじ‐た・つ【存立】
〘他タ四〙 「思い立つ」の謙譲語。
※義経記(室町中か)八「おやのゆいごんといひ、きみにふちゅうといひ、あくぎゃくぶたうをぞんじたちて、いのちもほろび、子孫たえて」
そん‐りつ【存立】
〘名〙 生存して自立すること。ながらえて存在すること。
※古活字本毛詩抄(17C前)一九「百穀をうへられたに依て、今日まで無為に有ぞ存立しての心ぞ」 〔北史‐長孫慮〕
ぞんじ‐たち【存立】
〘名〙 思い立つこと。思いつき。
※浮世草子・本朝桜陰比事(1689)四「人をころす程の存(ゾンジ)立つねつねも外の忰子(せがれ)とは各別と申上る」
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