中畑陣屋跡
なかはたじんやあと
[現在地名]矢吹町中畑
旧水戸街道中畑宿のほぼ中央にあり、敷地は間口六四間・奥行二〇間、本屋は縦八間・横五間半で、そのほか御蔵屋・侍長屋・牢屋などがあった。裏には大きな池のある庭園がつくられていた。天保八年(一八三七)幕府領浅川代官所(現浅川町)支配の村々では領主・代官の変更があった。播磨国佐用郡平福村(現兵庫県佐用町)で五千石を領した旗本松平軍次郎康済は所替となり、石川郡中畑村・大畑村・堤村・神田村・中野目村と川辺村(現玉川村)、中野村(現石川町)で五千石を領し、その支配所として中畑村本村に陣屋を新築した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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