中薬志(読み)ちゅうやくし

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中薬志
ちゅうやくし

中国の薬物学書。中国医学科学院薬物研究所などが中国全土で常用される生薬(しょうやく)について整理編纂(へんさん)した薬物学書。1959~61年人民衛生出版社より刊。全四冊。第一冊は根および根茎類、第二冊は種子・果実類、第三冊は花・葉・藤木(とうぼく)・全草類、その他、第四冊は動物・鉱物類で、総計500余種が収録され、それぞれ起源、薬材、効用、付注の4項および図からなる。中国産の生薬については、それまで不明な点も多かったため、日本の生薬学研究分野に貴重な資料を提供することとなった。79年より改訂版が刊行されつつある。[小曽戸洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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