中量軌道輸送システム(読み)ちゅうりょうきどうゆそうシステム

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中量軌道輸送システム」の意味・わかりやすい解説

中量軌道輸送システム
ちゅうりょうきどうゆそうシステム

片道輸送力が1時間あたり1万~1万 5000人程度の乗合い制の車両を,単独または連結して専用軌道上を走行させる輸送方式。従来鉄道とバスとの中間の交通需要を埋めることを目指しており,広義にはモノレールも含まれる。通常規存の道路上に設置された専用の軌道を走る。空気入りゴムタイヤの車輪を用いており,側方案内方式 (ガイドウェーバスと呼ばれる) と中央案内方式に大別される (→ゴムタイヤ電車 ) 。適用場所として,ニュータウンともよりの鉄道駅,地方中核都市,大都市の環状ルートなどが考えられる。

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