中間冊夫(読み)ナカマ サツオ

20世紀日本人名事典 「中間冊夫」の解説

中間 冊夫
ナカマ サツオ

昭和期の洋画家 武蔵野美術大学名誉教授。



生年
明治41(1908)年10月10日

没年
昭和60(1985)年3月4日

出身地
鹿児島県加世田市

本名
中間 冊雄(ナカマ サツオ)

学歴〔年〕
川端画学校〔昭和2年〕卒

主な受賞名〔年〕
海南賞〔昭和15年〕,独立賞〔昭和15年〕,児島賞〔昭和15年〕

経歴
川端画学校に学び、昭和6年の第1回独立展に出品、以来同展で活躍。15年に会員。フォービズム草創期らしい重厚なマチエール裸婦像で知られる。40年「青い人」が文部省買い上げとなった。代表作に「うずくまる」の連作

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中間冊夫」の解説

中間冊夫 なかま-さつお

1908-1985 昭和時代の洋画家。
明治41年10月10日生まれ。川端画学校にまなぶ。二科展,一九三○年協会展に出品。昭和6年より独立美術協会展に出品,11年独立賞,15年同会会員となる。37年武蔵野美大教授。裸婦を得意とした。昭和60年3月4日死去。76歳。鹿児島県出身。本名は冊雄。作品に「青い人」,連作「うずくまる」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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