中馴(読み)なかなり

精選版 日本国語大辞典 「中馴」の意味・読み・例文・類語

なか‐なり【中馴】

〘名〙 (形動) =なかなれ(中馴)
日葡辞書(1603‐04)「Nacanarino(ナカナリノ) イシャウ」

なか‐なれ【中馴】

〘名〙 (形動) 適当に着なれていること。また、そのさま。なかなり。
浮世草子好色五人女(1686)二「あふき流しの中(ナカ)なれなるゆかた」

なか‐な・る【中馴】

〘自ラ下二〙 中くらいに古びている。ちょうどよい程度に古びる。ほどよく古くなり使いなれる。
今昔(1120頃か)二四「四尺の屏風の中馴たる立てたり」

ちゅう‐なれ【中馴】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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