20世紀日本人名事典 「串田万蔵」の解説
串田 万蔵
クシダ マンゾウ
- 生年
- 慶応3年2月10日(1867年)
- 没年
- 昭和14(1939)年9月5日
- 出生地
- 江戸・日本橋
- 学歴〔年〕
- 大学予備門,ペンシルベニア大学政治経済科〔明治23年〕卒
- 経歴
- アメリカで銀行業務を体験、明治27年帰国、第百十九銀行(三菱銀行の前身)に入り、大阪支店副支配人、本店銀行部副部長兼深川出張所主任などを経て、大正7年三菱銀行取締役会長となった。また東京手形交換所理事長、東京銀行集会所長、東京商工会議所議員などを務めた。昭和10年三菱合資会社総理事となり、12年同社改組で株式会社三菱社取締役相談役となった。他に政府委員会委員、日本銀行参与、日本工業倶楽部専務理事、日本経済連盟専務理事も兼務した。三菱系列の統帥者として財界に重きをなした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報