丹地(読み)たんじ

精選版 日本国語大辞典 「丹地」の意味・読み・例文・類語

たん‐じ‥ヂ【丹地】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 赤い色の織地丹色の地(じ)
    1. [初出の実例]「繍したる袿衣をまとひ、丹地(タンヂ)の錦の帯を結べり」(出典読本・本朝酔菩提全伝(1809)四)
  3. たんしん(丹心)
    1. [初出の実例]「妄轡断青霄之上。法輪転丹地之中」(出典:本朝文粋(1060頃)一〇・於天台山円明房月前閑談詩序〈大江以言〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android