主戦闘戦車(読み)しゅせんとうせんしゃ(その他表記)main battle tank; MBT

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「主戦闘戦車」の意味・わかりやすい解説

主戦闘戦車
しゅせんとうせんしゃ
main battle tank; MBT

主力戦車とも呼ばれる。戦場において単独で戦闘できる戦車。第2次世界大戦後に生れた。初速の大きな 90~125mm砲,対人,対空用機関銃を備え,ディーゼルエンジン,ガスタービンエンジンを使って時速 40~70kmで走行,およそ 350~600kmの行動距離をもつ。乗員は,最新の型で車体に運転係1,砲塔に射撃係1,車長1の計3人。重量 35~60tが多い。代表的なのは,アメリカのM-60,M-1,イギリスのチーフテン,チャレンジャー,旧ソ連のT-62,T-72,T-80,ドイツのレオパルト,フランスの AMX-30,ルクレール,スウェーデンの STrv-103,イスラエルのメルカバ,日本の 90式などである。

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世界大百科事典(旧版)内の主戦闘戦車の言及

【戦車】より

…威力の大きな火砲を搭載し,強力な装甲板によって防護され,道路のないところでも自由に走りまわることができる戦闘車両で,陸上戦闘の中核となる兵器である。戦車のことを〈タンク〉というのは,イギリスで初めて作られた戦車の形が水槽(タンク)に似ていたことと,新兵器の秘密がもれるのを防ぐため,この名称をイギリスで使ったのが始まりといわれている。なお戦車と外形的に似ているものに自走砲がある。戦車は近接戦闘用兵器として,火力,機動力,防護力ともに高い性能が要求されるのに対し,自走砲は搭載している火砲によって相手に打撃を与えるもので,戦車ほどの機動力や防護力は要求されないのが通常である。…

※「主戦闘戦車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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