普及版 字通 「丿」の読み・字形・画数・意味
丿
1画
[字訓] ひく
[説文解字]
[字形] 象形
右上から左下に引く斜線。〔説文〕十二下に「右よりるなり。左に引く形に象る」という。独立した用法のない字であるが、「丿(へつふつ)」は左右に引く形であるので「漁舟丿」のようにいうことがある。
[訓義]
1. ひく、ななめにひく、左下へまがる。
2. いたる、曳と通じ、ひいていたる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕丿 イタル・モトホル
[語系]
丿phiuat、phiutは双声の連語。字形としては、ぼうふらを孑(げつきよう)と書くのに類する。書法の上では、丿を(へつ)といい、を(たく)という。
[熟語]
丿▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報