乃貢(読み)のうぐ

精選版 日本国語大辞典 「乃貢」の意味・読み・例文・類語

のう‐ぐ【乃貢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「納貢」のあて字か。歴史的かなづかい通常「なうぐ」とするが不明 ) =ねんぐ(年貢)
    1. [初出の実例]「仍勤微節。可乃貢公卿僉議。有功無過歟」(出典明衡往来(11C中か)下末)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

世界大百科事典(旧版)内の乃貢の言及

【年貢】より


【中世】
 荘園において田畠を耕作する者は,荘園領主に生産物の一部を貢納する義務をもっていた。この貢納物が年貢であるが,平安時代から鎌倉時代にかけては所当(しよとう)とか乃貢(のうぐ)あるいは土貢(どこう)などと呼ばれることも多かった。畠の年貢は地子(じし)と呼ばれている。…

※「乃貢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む