久上村(読み)ぐじようむら

日本歴史地名大系 「久上村」の解説

久上村
ぐじようむら

[現在地名]上里町嘉美かみ

立野たての村の東に位置し、北は七本木しちほんぎ村、南は児玉村今井いまい(現本庄市)。久城・久条とも記す。初め久上村と称し、のち西から東へ続く上久上村・中久上村・下久上村に分村。文禄六年二月の久上水帳(寛文二年写、年号は史料のママ、内田家文書)が残り、正保国絵図にも久上とみえる。田園簿では久上村として高一七〇石(田方五六石・畑方一一四石)、旗本三家の相給で内訳は持田領七〇石・稲生領五〇石・内藤領五〇石。元禄年中改定図(風土記稿)に下久上村・中久上村・上久上村がみえ、これ以前に分村したと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android