久保伊津男(読み)クボ イツオ

20世紀日本人名事典 「久保伊津男」の解説

久保 伊津男
クボ イツオ

昭和期の動物学者



生年
明治42(1909)年3月16日

没年
昭和43(1968)年4月10日

出生地
鹿児島県

別名
俳号=泡子

学歴〔年〕
農林省水産講習所本科養殖科〔昭和9年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和20年〕

主な受賞名〔年〕
日本水産学会賞〔昭和30年〕

経歴
水産講習所教授を経て東京水産大学教授となった。中央漁業調整審議会委員。水産動物資源学、特にクルマエビ権威で、学位を得た「本邦及ビ其ノ近海車蝦科蝦類ノ研究」など論文150編(新属6、新種約60を記載)、著書に「原色動物大図鑑」(共著)、「新日本動物図鑑」(共著)、「水産資源学」「水産資源各論(正続)」「応用動物事典」(共著)などがある。雑誌、新聞、ラジオ、テレビでも活躍した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久保伊津男」の解説

久保伊津男 くぼ-いつお

1909-1968 昭和時代の動物学者。
明治42年3月16日生まれ。農林省水産講習所を卒業し,同講習所教授,その後身の東京水産大教授をつとめる。水産動物資源学,とくにクルマエビの研究で知られた。昭和43年4月10日死去。59歳。鹿児島県出身。共著に「原色動物大図鑑」「応用動物事典」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android