久地野村(読み)くじのむら

日本歴史地名大系 「久地野村」の解説

久地野村
くじのむら

[現在地名]師勝町久地野

村の南境をしん川が流れている。東を喜惣治きそうじ新田(現名古屋市)、南を比良ひら(現名古屋市)、西を二子ふたご村、北を高田寺たかだじ村と接する。中世には高田保・高田郷のうちであった(→高田寺村高田こうでん寺旧蔵の大永五年(一五二五)在銘の梵鐘に「久地野(ママ)泉入道」とみえ(尾張名陽図会)、「大化知幻禅師語録」の注記に「安寂慶泰之(命)日十二貫文、性岳栄見尼自為菩提施入、彼施主者、久地野森川太郎左衛門尉内室也、天文廿一壬子四月十二日」とみえる久地野和泉入道・久地野森川太郎左衛門尉は当地の人物であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android