精選版 日本国語大辞典 「二子」の意味・読み・例文・類語 ふた‐こ【二子・双子】 〘 名詞 〙① 「ふたこいと(二子糸)」の略。[初出の実例]「二子(フタコ)の縄は細くても舟が繋げるとは」(出典:露団々(1889)〈幸田露伴〉五)② 「ふたこおり(二子織)」の略。[初出の実例]「たう糸二タ子のわたいれまがひ」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初) ふたつ‐ご【二子】 〘 名詞 〙① 二歳の子ども。転じて、年端のゆかない子。[初出の実例]「平家の子孫は〈略〉ひとつ子ふたつ子をのこさず」(出典:平家物語(13C前)一二)② 二人の子ども。また、二匹の子。[初出の実例]「二ツ子をなすとも女に心ゆるすな」(出典:北条氏直時代諺留(1599頃)) ふた‐ご【二子・双子・双児】 〘 名詞 〙① ひとりの母親から同時に生まれたふたりの子。一卵性と二卵性とがある。双生児。[初出の実例]「景行の御子のふた子にてむまれおはしましける」(出典:愚管抄(1220)三)② 二つで一組であること。また、そのもの。対。〔生物学語彙(1884)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by