久岑寺(読み)きゆうしんじ

日本歴史地名大系 「久岑寺」の解説

久岑寺
きゆうしんじ

[現在地名]守山区上志段味

道光どうこうにある。長昌山と号し、曹洞宗。本尊聖観音菩薩。慶長五年(一六〇〇)雲興うんこう(現瀬戸市)の一二世蓬山永宮が創建し、いつしか法系は中絶して平僧地になっていたものを、享保元年(一七一六)明極が法地を再興したと「徇行記」に記されるが、「東春日井郡誌」は創建年月不詳、大永元年(一五二一)火災で焼失したと記す。大永元年に焼失したものを、慶長五年に再興したものであろうか。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android