最新 地学事典 「久慈琥珀」の解説
くじこはく
久慈琥珀
Kuji amber
岩手県の久慈地域からおもに産出する琥珀。久慈の産出層は白亜紀後期の久慈層群国丹層および玉川層。このほか種市地域の種市層,岩泉地域の沢廻層,門地域の横道層から産出する琥珀も含む。クジコハクトガマムシやクジムカシホソハネコバチ等の新種を含む,昆虫や植物片などが琥珀内に保存されている。現生種とは異なるナンヨウスギ属(Araucaria)の樹脂が化石化したものと考えられ,生物活性物質に関する研究から新規物質が発見されている。
執筆者:高橋 唯
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

