久郷(読み)くずみごう

日本歴史地名大系 「久郷」の解説


くずみごう

和名抄」高山寺本・東急本にみえる郷名。名博本は「久寝」につくる。訓を欠く。大宝令施行以降の郡里制下の藤原宮跡出土木簡(「木簡研究」二―一七頁)に「伊豆国田方郡(久カ)自牟里次丁二分調(荒カ)×」とあり、「久自牟里」は当郷と考えられる。天平二年(七三〇)一〇月の平城宮跡出土木簡(「平城宮木簡概報」一七―一四頁)に「久郷坂本里」とみえる。寝の古音はシムで、久も「久自牟里」のようにクシムと訓み、のちにクズミと変化したと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む