乗数(読み)ジョウスウ

大辞林 第三版の解説

じょうすう【乗数】

掛け算で、掛ける方の数。a ×b b
経済体系の中である経済変数(例えば投資)が独立的に変化したとき、それにともなって他の変数(例えば国民所得)がどれくらい増加するかを表す比率。投資乗数、雇用乗数、貿易乗数などの種類がある。狭義にはこの内の投資乗数をさす。 → 投資乗数

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の乗数の言及

【乗数理論】より

…そして(2)国民経済における限界消費性向が高ければ高いほど,その〈数倍〉分は大きくなるということ,の2点に要約できる。この〈数倍〉が乗数multiplierと呼ばれる数で,消費と所得との関係によって規定されるものである。
[理論の基本的意味]
 この理論の重要性は,均衡においては所得と総需要は等しいはずであるから,たとえば1億円の独立支出の増加は,均衡国民所得も1億円増加させるはずであるという〈常識〉を打ち破っている点にある。…

※「乗数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

二重価格表示

小売業者が商品の実売価格とともに、市価、メーカーの希望小売価格、自店の旧価格など2つの価格を表示して実売価格の値引幅を強調し、買い手の購買意欲を刺激しようとするもの。実際の市価やメーカーの希望小売価格...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android