九十九山城跡(読み)つくもやまじようあと

日本歴史地名大系 「九十九山城跡」の解説

九十九山城跡
つくもやまじようあと

[現在地名]観音寺市室本町

有明ありあけ浜北端の標高一五三メートルの九十九山(江甫草山)山上にある。東側を三豊みとよ仁尾にお町へ抜ける旧仁尾街道が走り、北側山裾に室本港がある。山頂からはひうち灘が一望できる。「西讃府志」に「城趾一段二畝十二歩、井アリ、石ノ蓋ヲ覆ヘリ、相伝フ細川伊予守氏政居レリ、天正年中滅ブ」とあり、「弘化録」は城主として細川信之・同氏信・同氏頼・同氏政をあげ、氏政は天正六年(一五七八)琴弾ことひき宮の鐘を改鋳したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android