九品の念仏(読み)くほんのねんぶつ

精選版 日本国語大辞典 「九品の念仏」の意味・読み・例文・類語

くほん【九品】 の 念仏(ねんぶつ)

  1. 九品浄土に往生しようと願って行なう念仏。また一説には、九度調子をかえて念仏することともいう。九品念仏
    1. [初出の実例]「ぼろぼろ多く集まりて、九品の念仏を申しけるに」(出典:徒然草(1331頃)一一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む