九品の浄刹(読み)クホンノジョウセツ

精選版 日本国語大辞典 「九品の浄刹」の意味・読み・例文・類語

くほん【九品】 の 浄刹(じょうせつ)

  1. くほんじょうど(九品浄土)
    1. [初出の実例]「花山の法皇十善の帝位をのがれさせ給ひて、九品の浄刹を行はせ給ひけん」(出典:平家物語(13C前)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む