精選版 日本国語大辞典 「九損一徳」の意味・読み・例文・類語 くそん‐いっとく【九損一徳・九損一得】 〘 名詞 〙 ( 「鞠(まり)は九損一徳」の略 ) 蹴鞠(けまり)をやっても十中九までは損で、得るところはほとんどないということ。転じて、費用がやたらにかかるだけで、得るものがほとんどないこと。九損。[初出の実例]「鞠ばかり益なき物はあらじ、昔よりかしこき人の九損(ソン)一徳(トク)といへれ共、我は十損無徳と思ふ也」(出典:仮名草子・他我身の上(1657)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例