乞食坊主(読み)コツジキボウズ

デジタル大辞泉 「乞食坊主」の意味・読み・例文・類語

こつじき‐ぼうず〔‐バウズ〕【乞食坊主】

こじきぼうず(乞食坊主)

こじき‐ぼうず〔‐バウズ〕【乞食坊主】

僧をあざけっていう語。こつじきぼうず。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乞食坊主」の意味・読み・例文・類語

こつじき‐ぼうず‥バウズ【乞食坊主】

  1. 〘 名詞 〙こじきぼうず(乞食坊主)
    1. [初出の実例]「かかる無道の悪僧はつちひらきの乞食坊主(コツジキばうづ)」(出典浄瑠璃井筒業平河内通(1720)一)

こじき‐ぼうず‥バウズ【乞食坊主】

  1. 〘 名詞 〙 僧侶をあざけっていう語。乞食坊。乞食法師。こつじきぼうず。
    1. [初出の実例]「アサマシイ ヤツ ドモ ショショノ cojiqibǒzu(コジキバウズ)」(出典:天草本平家(1592)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の乞食坊主の言及

【願人坊主】より

…近世,おもに江戸で活躍し,藤沢派(または羽黒派)と鞍馬派に分かれ集団的に居住,寺社奉行の支配を受けた。1842年(天保13)の町奉行所への書上には〈願人と唱候者,橋本町,芝新網町,下谷山崎町,四谷天竜寺門前に住居いたし,判じ物の札を配り,又は群れを成,歌を唄ひ,町々を踊歩行き,或は裸にて町屋見世先に立,銭を乞〉とあり,乞食坊主の一種でもあった。その所行により,すたすた坊主,わいわい天王,半田行人(はんだぎようにん),金毘羅(こんぴら)行人などとも呼ばれ,その演じる芸能は願人踊,阿呆陀羅経,チョボクレ,チョンガレなど多種で,後にかっぽれ,浪花節なども派生した。…

※「乞食坊主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android