こじき‐ぼうず ‥バウズ【乞食坊主】
〘名〙
僧侶をあざけっていう語。乞食坊。
乞食法師。こつじきぼうず。
※天草本平家(1592)三「アサマシイ ヤツ ドモ ショショノ cojiqibǒzu(コジキバウズ)」
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デジタル大辞泉
「乞食坊主」の意味・読み・例文・類語
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世界大百科事典内の乞食坊主の言及
【願人坊主】より
…近世,おもに江戸で活躍し,藤沢派(または羽黒派)と鞍馬派に分かれ集団的に居住,寺社奉行の支配を受けた。1842年(天保13)の町奉行所への書上には〈願人と唱候者,橋本町,芝新網町,下谷山崎町,四谷天竜寺門前に住居いたし,判じ物の札を配り,又は群れを成,歌を唄ひ,町々を踊歩行き,或は裸にて町屋見世先に立,銭を乞〉とあり,乞食坊主の一種でもあった。その所行により,すたすた坊主,わいわい天王,半田行人(はんだぎようにん),金毘羅(こんぴら)行人などとも呼ばれ,その演じる芸能は願人踊,阿呆陀羅経,チョボクレ,チョンガレなど多種で,後にかっぽれ,浪花節なども派生した。…
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