無道(読み)ムドウ

デジタル大辞泉 「無道」の意味・読み・例文・類語


ぶ‐どう〔‐ダウ〕【無道/不道】

[名・形動]《「ぶとう」とも。「不道」の場合は「ふどう」とも》
人の道にはずれること。また、そのさま。非道。「悪逆―」
欲心に義を忘れたる五大院右衛門が心の程、希有けうなり、―なりと」〈太平記・一一〉
見苦しいこと。また、そのさま。
「憎らしい―ななりで、遠慮会釈もなう」〈浄・大経師
律の八虐の一。残虐な殺人、近親者に対する殺人などの罪。

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精選版 日本国語大辞典 「無道」の意味・読み・例文・類語

む‐どう‥ダウ【無道】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 考え、行動などが道理にはずれていること。人の道にそむいた暴悪非道なふるまいをすること。また、そのさま。ぶどう。
    1. [初出の実例]「論有形無形、言無道有奇」(出典経国集(827)二・同春太詠鬼之什〈石川広主〉)
    2. 「衛門督のむどうなるやうなれども」(出典:落窪物語(10C後)三)
    3. [その他の文献]〔論語‐衛霊公〕

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