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なり

大辞林 第三版の解説

なり【也】

( 助動 ) ( なら ・なり(に) ・なり ・なる ・なれ ・なれ )
〔格助詞「に」に動詞「あり」の付いた「にあり」の転〕
断定の助動詞。体言および活用する語の連体形に接続する。また、副詞の「かく」「しか」、助詞の「ば」「ばかり」「て」「と」「のみ」「まで」「より」などにも付く。
事物や動作・状態などについて説明し断定することを表す。である。だ。 「世の中にある人、ことわざしげきものなれば、心に思ふことを、見るもの、聞くものにつけて、いひいだせるなり/古今 仮名序」 「この人、歌よまむと思ふ心ありてなりけり/土左」 「この大臣おとどの末かくなり/大鏡 頼忠」 「人に恐れ、人に媚ぶるは、人の与ふる恥あらず。貪る心にひかれて、自ら身を辱しむるなり/徒然 134
場所などを表す語に付いて、そこに存在することを表す。 「春日なる三笠の山に月の舟出づ/万葉集 1295」 「里なるさぶらいめしにつかはしなどす/枕草子 87
(連体形「なる」の形で)ある名をもっていることを表す。 「大井なる所にて人々酒たうべけるついでに/後撰 雑三詞」 「此の一巻や、しなのの俳諧寺一茶なるものの草稿にして/おらが春」
(連用形「なり」の形で)指定する意で事柄を並列することを表す。 「婿なりなり、治兵衛がこと頼む/浄瑠璃・天の網島
(終止形「なり」の現代用法)
(多く「也」と書く)証書・帳簿などで金額を示すのに、それ以下の端数のないことを表す。 「一金五百万円也」
珠算の読み上げ算で、一項の数値ごとに付けて区切りを明らかにする。 「御破算で願いましては百円なり、…」 〔 は近世以降の用法。しだいに助詞化して、並立助詞としても扱われる〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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