亀の丁(四の曲輪)(読み)かめのちよう(しのくるわ)

日本歴史地名大系 「亀の丁(四の曲輪)」の解説

亀の丁(四の曲輪)
かめのちよう(しのくるわ)

[現在地名]秋田中通なかどおり五丁目・南通亀みなみどおりかめの町・楢山登ならやまのぼり町・同南中みなみなか町の各一部

三の曲輪の南、堀を隔てて四の曲輪である亀の丁曲輪がある。ここには多くの町があり、現在の中通五丁目には中亀の丁かみ丁・同すえ町・亀の丁東土手ひがしどて町・同西土手町が含まれる。現南通亀の町には亀の丁東土手町・中亀の丁上丁・同末町があり、現楢山登町には中亀の丁末町・亀の丁西土手町、同虎の口とらのくち・同虎の口堀反新ほりばたしん町・同西土手町すえ町があり、現在の楢山南中町には亀の丁南土手町が含まれる。

梅津政景日記」元和七年(一六二一)三月一日条に「亀町まちわり御普請今日より有」とみえる。その背景に、元和四年から始まった秋田・仙北せんぼくの主たる給人の久保田居住があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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