事好(読み)ことごのみ

精選版 日本国語大辞典 「事好」の意味・読み・例文・類語

こと‐ごのみ【事好】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ことこのみ」とも )
  2. 風流を好むこと。
    1. [初出の実例]「もの清げに住みなし、事このみしたる程よりは」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)
  3. 物好きであること。さし出て物事を行なうこと。
    1. [初出の実例]「ここらに事このみな者と云はぬけさやもたうと云わるいことをこのうでとりもつ者を云ぞ」(出典:玉塵抄(1563)六)

こと‐このまし【事好】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 風流なことを好むようである。物好きである。
    1. [初出の実例]「今日の御捧物はをかしう覚えたれば、事このましき人々はおのづからゆゑゆゑしうしたり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)初花)

事好の派生語

ことこのまし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

事好の派生語

ことこのまし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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