日本歴史地名大系 「二之橋町」の解説 二之橋町にのはしちよう 京都市:東山区東福寺門前二之橋町[現在地名]東山区本町十三丁目八軒在家(はちけんざいけ)町(現本町十二丁目)の南、本町(ほんまち)通(伏見街道)五条より一三町目に位置(明治二年に本町十三丁目と改称)。町名は町南端の二之橋に由来。「坊目誌」に「天正以来東福寺領に属し、二之橋町と称す」とあるが、開町の年は定かでない。承応二年(一六五三)新改洛陽並洛外之図に「二之橋町」とみえる。ただし近傍諸町の例から、開町は近世初頭にさかのぼるはずである。延宝二年(一六七四)四方洛外町続之町々小名之覚(荻野家文書)に「弐之橋町」と記され、正徳四年(一七一四)洛外町続町数小名并家数改帳(同文書)に「一、拾四軒 同(東福寺門前)二之橋町」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by