二分金(読み)ニブキン

デジタル大辞泉 「二分金」の意味・読み・例文・類語

にぶ‐きん【二分金】

江戸時代金貨の一。1両の2分の1にあたる。文政二分金・安政二分金・万延二分金などがある。二分判金

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精選版 日本国語大辞典 「二分金」の意味・読み・例文・類語

にぶ‐きん【二分金】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代通用の金貨で、一両半分に当たる。文政元年(一八一八発行の文政二分金、同一一年発行の文政二分金、安政三年(一八五六)発行の安政二分金、万延元年(一八六〇)発行の万延二分金の四種がある。二分判。二分判金。
    1. [初出の実例]「こりゃア此の娘にやっておくれ。と二歩(にブ)金一つ別に出せば」(出典:人情本・花筐(1841)初)

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