二宮保(読み)にくうほ

日本歴史地名大系 「二宮保」の解説

二宮保
にくうほ

保名と二宮神社の存在からみて、平安期における国衙領の開拓地かと思われる。地域は石田いしだ川左岸の舌状台地とその縁辺であろう。康永三年(一三四四)四月日の石田・長木・二宮三ケ郷年貢結解状写(山田本間文書)によれば「二宮保 定案 漆貫五百十四文 御得分 弐拾参貫九百七十七文 已上 参拾壱貫四百九拾壱文」の年貢を本間貞泰が収納しているが、人名は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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