二宮冬鳥(読み)ニノミヤ トウチョウ

20世紀日本人名事典 「二宮冬鳥」の解説

二宮 冬鳥
ニノミヤ トウチョウ

昭和期の歌人,医師 「高嶺主宰



生年
大正2(1913)年10月9日

没年
平成8(1996)年8月19日

出生地
愛媛県大洲市

本名
二宮 秀夫

学歴〔年〕
九州帝大医学部〔昭和17年〕卒

学位〔年〕
医学博士

主な受賞名〔年〕
日本短歌雑誌連盟賞〔昭和39年〕「高嶺」

経歴
昭和6年早川幾忠の門に入り「高嶺」会員。19年20年と召集。長崎被爆のあと軍医として調査する。21年久留米医科大学助教授。23年「高嶺」主宰。久留米医科大学教授、大牟田市立病院長を経て、43年佐賀家政大学教授。50年福岡女子短期大学教授。美術批評キリシタン灯籠の研究、刀剣鑑定と幅広く活躍。歌集に「黄眠集」「西笑集」「壺中詠草」「忘路集」など。随筆集「睡眠の書」、評論集「坂本繁二郎画談」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android