二町村(読み)ふたまちむら

日本歴史地名大系 「二町村」の解説

二町村
ふたまちむら

[現在地名]守山市二町町

古高ふるたか村の南東に位置。中山道が通る。村域は東西三二五間・南北二二三間の長方形で、条里制の名残をとどめる。寛永石高帳に村名がみえ、高三八九石余で、山城淀藩領。反別は田三八〇石余・畑九石余(慶安高辻帳)。宝暦七年(一七五七)と寛政元年(一七八九)には伊勢いせ村と立会樋の利用などをめぐって相論に及んだ(二町共有文書)。文政七年(一八二四)には今井組(古高村など一三ヵ村)の川末のため水は不足がちのうえ三月から八月に湯役人数六〇〇―七〇〇人を出し、そのうえ助郷役を務めるのは苦しいと訴え出ている(同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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