二番生(読み)にばんばえ

精選版 日本国語大辞典 「二番生」の意味・読み・例文・類語

にばん‐ばえ【二番生】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 草などが、一度刈ったあとへまたはえてくること。また、その草。転じて、二度目のもの。二番目のもの。
    1. [初出の実例]「ひつちほ 田苅あとの二番はへなり」(出典:匠材集(1597)四)
  3. 次男異称
    1. [初出の実例]「のしめの色も青い口上〈西夕〉 どなたやらの二番はへとは申せ共〈旨恕〉」(出典:俳諧・草枕(1676か))
  4. 後妻・継母・再婚者の異称。
    1. [初出の実例]「針ほどを棒とは母の二ばんばへ」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))
  5. おろかな者をいう。
    1. [初出の実例]「二ばんばへの若者心玉を取られ」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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