二股大根(読み)フタマタダイコン

デジタル大辞泉 「二股大根」の意味・読み・例文・類語

ふたまた‐だいこん【二股大根】

根の途中から二つに分かれている大根大黒天に供える。
紋所の名。1図案化したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「二股大根」の意味・読み・例文・類語

ふたまた‐だいこん【二股大根】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 根の途中から二股に分かれている大根。甲子の日の大黒天に供える。〔俳諧・山の井(1648)〕
  3. 紋所の名。を図案化したもの。

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世界大百科事典(旧版)内の二股大根の言及

【ダイコン(大根)】より

…これは大根が神祭の重要な食品であり,大根畑は霊界に近い神の出現する神聖な場所と見なされていたことを示している。北九州では,稲の収穫祭である霜月の丑の日の前日に大黒祭が行われ,二股大根を箕(み)にのせ,供物をして祭っている。奥能登のアエノコトでも,二股大根を田の神として丁重に扱う風がある。…

※「二股大根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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