出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…(3)ニヤーヤ学派 この派の特徴はニヤーヤすなわち論理学と認識論にあり,正しい知識根拠として,直接知,推理,類比,証言の4種を主張した。とくに推理を詳しく論じ,五論証肢から成る論式〈五分作法(ごぶんさほう)〉を発達させた。(4)バイシェーシカ学派 ニヤーヤ学派と密接な関係があり,実体,属性など六つの範疇を立てて現象界の構成を明らかにしようとし,原子論を説き,インドの自然哲学を代表する。…
…また,(4),(5),(6)の三段論法は,現代の命題論理におけるトートロジーの一部であると解釈される。判断論理学【岡部 満】
[インド]
ニヤーヤ学派,バイシェーシカ学派は,〈他人のための推理〉(論証)に,五つの文からなる論式(五分作法)を用いる。例えば,主張〈かの山に火あり〉,理由〈煙の故に〉,実例〈およそ煙あるところには火あり。…
※「五分作法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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