五加皮酒(読み)ごかひしゅ

関連語 名詞

飲み物がわかる辞典 「五加皮酒」の解説

ごかひしゅ【五加皮酒】


コーリャン酒などの蒸留酒五加木(うこぎ)の根の皮をはじめとした数種の漢方薬草を浸し、加糖してつくる、中国の薬酒。滋養強壮作用があるとされる。◇「ウーカーピーチュー」ともいう。

ウーカーピーチュー【五加皮酒】


ごかひしゅ。⇒ごかひしゅ

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の五加皮酒の言及

【薬酒】より

…しかし,なんといっても薬酒の盛んなのは中国である。代表的なのは《斉民要術》以来の伝統をもつ五加皮酒(ウーカーピーチユウ)で,五加皮(ウコギの根の皮),陳皮(ちんぴ)(ミカンの皮),当帰,その他十数種の生薬の抽出成分を白酒(蒸留酒)に加え,不老長生の薬効をもつとされる。ほかに著名なものでは,虎骨酒(フークーチユウ),蛇胆酒(シヨータンチユウ),蛤蚧酒(コーチエチユウ)などがある。…

※「五加皮酒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android