精選版 日本国語大辞典 「五句去」の意味・読み・例文・類語 ごく‐さり【五句去】 〘 名詞 〙 連歌や俳諧連句で、五句以上隔てて使うように規定されている字、語や題材。また、その規定。「連歌新式」には「可レ隔二五句一物」として同字、日と日、風と風、雲と雲、恋と恋など多くの場合があげられている。[初出の実例]「はるる といふ詞、雨雪などにてなく、又別のもののはるるならば五句去なり」(出典:無言抄(1598)上)五句去の補助注記前句に対する連絡と調和、打越(前前句)に対する変化と展開とを要求する連歌においては、一巻に同語または同趣の語が接近して出現することを避けるために「去る」という規定がある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例