日本歴史地名大系 「五大堂村」の解説 五大堂村ごだいどうむら 岩手県:稗貫郡石鳥谷町五大堂村[現在地名]石鳥谷町五大堂西は八重畑(やえはた)村と北上川対岸の葛(くず)村(現花巻市)、南西は矢沢(やざわ)村(現同上)、南東は和賀郡下小山田(しもおやまだ)村(現東和町)。もと鵲(かささぎ)ノ巣(す)村と称したが、村内に五大尊を祀る堂があったため村名となったという(管轄地誌)。慶長一五年(一六一〇)九月二九日の南部利直知行宛行状(系胤譜考)によれば、岩館右京が「五大堂村ニ而参拾四石五斗七升」などを知行しており、同日付の南部利直黒印状(同書)では村内の四人の百姓の名が記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報