五段田遺跡(読み)ごたんだいせき

日本歴史地名大系 「五段田遺跡」の解説

五段田遺跡
ごたんだいせき

[現在地名]板橋区西台三丁目

荒川低地を眼下に望む武蔵野台地の北東部、西台にしだいとよばれる標高二八メートルから二九メートルの台地にある。小支谷が樹枝状に延びて各所に湧水点や広い湿地があり、谷地田を営む条件を満たしている。都営住宅建設に伴って昭和五七年(一九八二)から調査が行われた。弥生時代後期、とくに弥生町期から古墳時代初頭の集落跡で、竪穴住居跡一九軒・方形周溝墓二基・溝跡五・土坑二が確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 しだい 炉跡

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android