日本歴史地名大系 「五百井村」の解説 五百井村いおいむら 奈良県:生駒郡斑鳩町五百井村[現在地名]斑鳩町大字五百井・五百井一丁目法隆寺(ほうりゆうじ)村並松(なんまつ)の南方に立地。地名初見は保安三年(一一二二)九月法隆寺蔵華厳経巻二一奥書に「五百井」の村名がみえる。現地呼称はイオノイまたはイオネ。寛喜三年(一二三一)の「春日社記録」中臣祐定記には「伊与井於庄」と書く。文永四年(一二六七)の頼尋田地売券(法隆寺文書)に「合弐段者五百井一段、焼野一段カサ□□田ウリ了」とあり、この焼野は現安堵(あんど)村大字笠目(かさめ)の小字として残る。また三箇院家抄(内閣文庫蔵大乗院文書)には「福田庄、イヲノ井ト号ス」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by