五百八十(読み)ゴヒャクハチジュウ

デジタル大辞泉 「五百八十」の意味・読み・例文・類語

ごひゃく‐はちじゅう〔‐ハチジフ〕【五百八十】

縁起のよい数として、長寿を祝うときや、祝儀物の数に用いる語。
「―のもちけば、これを拾ふ人大道もせばかりき」〈浮・織留・二〉

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精選版 日本国語大辞典 「五百八十」の意味・読み・例文・類語

ごひゃく‐はちじゅう‥ハチジフ【五百八十】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「五百八十年七回り」の略 ) 祝儀に用いる数。古来めでたい数として、喜ばしいことが末長く続くことを願って、人の長寿を祝う時や祝儀物の数などに用いられる。
    1. [初出の実例]「下さるるくるみの数も君が代もめでたかりけり五百八十」(出典:咄本・醒睡笑(1628)八)

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